飛ぶ教室

原題:Das fliegende Klassenzimmer

飛ぶ教室 [DVD]

飛ぶ教室 [DVD]

●子役メモ

主人公 ヨナタン / ハウケ・ディーカンフ 1989年生
マルティン / フィリップ・ペータース=アーノルズ 1990年生
ウリー / ハンス・ブロイヒ・ヴトゲ 1991年生
マッツ / フレデリック・ラウ 1989年生
モナ / テレザ・ウィルスマイヤー 1989年生

●感想

エーリヒ・ケストナーの同名原作をアレンジ、現代の設定で映像化した作品。寄宿舎を舞台に、5人のルームメイトの友情を描く。


とても面白かったです。
字幕と吹き替えの両方を見ましたが、英語と違ってドイツ語はニュアンスすら想像できないので、ぶっ続けで見ても飽きなかった。


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・* 以下ネタバレ *・
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ヨナタンを迎えたルームメイトは、秀才でお兄さんっぽいマルティン、気の良いジャイアンなマッツ(…)、構われお坊ちゃまのウリー、勉強はできるけど どこかおっちょこちょいなクロイツカム。


メイン5人はもちろん、元寮生の先生と謎の禁煙車の男、寮長のテオなど、様々な個性を上手く配置していて 次に何が起こるのか、観ている間中どきどきしっぱなしでした。でも、そんな落ち着きのない展開が、苦痛じゃない。


やんちゃで遊び盛りな子どもたちは派閥争いで大喧嘩したり学校で大問題を起こしたりするけれど、きちんした制服を着て聖歌隊で歌うことも好き。クラシックに合わせた美しい合唱と、HIPHOPに乗せた地声でのラップのギャップも面白いです。


声と言えば、一番お兄さんっぽいマルティンだけど、ソプラノ担当らしく声が高い。それは吹き替えでもきちんと反映されていて良かったです。ベク“正義”先生が語る聖歌隊の日本ツアーの話があまりにもタイムリーで、liberaの日本公演に行ってみたくなりました…。


個人的に寮生活の詳細や、聖歌隊の規則、ドイツの街並み等が観れらる事も嬉しかったです。今回はレンタルで見たのですが、ぜひDVDで手元に置きたい1本になりました。その前に、まずは原作を読もうと思います。


飛ぶ教室
飛ぶ教室 (講談社文庫)原作:エーリヒ・ケストナー


オフィシャルサイト:http://www.mediasuits.co.jp/tobu/


…やっぱり寮生活は良いですねぇ。
ハリポタ3作目の、以前より品の無い仕上がりが残念だったので、余計にこの作品の寄宿舎の様子が良く見えるのかもしれません。