トムとトーマス

トムとトーマス
原題:TOM&THOMAS

  • 出版社/メーカー:オンリーハーツ
  • 発売日: 2004/12/04
  • メディア: DVD

●子役メモ
主人公 アーロン・ションソン Aaron Jonson 生年不明


●参考URL(作品情報)

↑ネオウィングとツタヤは主演の名前が無いです…。


●感想
クリスマス前のロンドンに、2人の孤児がいた。
画家夫婦に養子として引き取られたトーマスと、養護施設で暮らすトム。どちらも自分に生き別れの双子の兄弟が居る事は知らないため、無意識のうちに感じ取っていたお互いの存在を「空想」だと思い込む。しかし 9歳の誕生日に2人は出会い、ある事件に巻き込まれていく。

・・・・・以下存分にネタバレ・・・・・


ジャケ買いならぬ、ジャケ借りです。
主演のアーロン君がトーマスとトムの1人2役でがんばってます。まつげ長い…ばっしばしです。色白な頬っぺた(←当たり前だ)をピンクにして冬のロンドンを走り回る様子が可愛いです。どことなく神木隆之介君と通づるものがある。クラスメイトの女の子 Doortje Petersがエマ・ワトソン似の美少女だったので、それもまた良かったです。


「双子」が好きなので、お約束の鏡トリック(トリックじゃないけど)や学校・家で入れ替わり、互いの身の危険の感知、痛みの共有…などなど、双子ならではの小技が盛りだくさんで楽しかったです。トムとトーマスは、性格や得手不得手に多少の差はあるものの、外見的な差がない双子なので、その入れ替わりに全く気付かない周囲のひとたち。お父さんにいたっては、服が違っていても気付かない(笑)


児童養護施設での生活は…フィクションだとしても、やっぱり子どもが酷い目に合うというのは、見てて辛い。それでも、トーマスに比べて厳しい生活をしていたのに 妬みや僻みの言葉を言わないのが、良かった。これからたくさん愛してもらえるといいね。


あとは、音(音楽、SE、その音量)の使い方が素晴らしく、何度もピンチに陥るのに、その度にどきどきしてしてしまいました。ヒッチコック映画で使われるような独特な不快な音がボリュームアップしていくシーンや、意表をついた大音量での切り替えが本当にスリリングでした。