例えツクリモノであっても。

半落ち」に、骨髄移植によっていのち を受け取った少年がでてきました。


自分の知らない誰かの いのち を受け取って、自分が生きる。
そういう経験をした事がなく、周囲にそういう状況のひとがいないため 想像でしかものが言えないのですが、気になったので書いておきます。


舞ヒメの巧海くんの事を書こうとすると、どうしてもここで躓きます。
心臓移植をしなければ生きていけない身体であること、肉親が姉しかおらず 負担をかけていること、普段の生活における周囲への影響、ドナーの存在…などなど。妄想するにしても、あまりにも漠然とした感覚でしか考えられない。


特に 臓器移植については、(正しくない表現になってしまいますが)誰かを犠牲にしてまで自分が生きていいのだろうかと考えてしまう。はっきりとした(生きる)目標や、揺らぐ事の無い何らかの決意や、ひとの何倍もの生への執着がなければ、迷ってしまいそう。


いのち を授けてくれた相手には、残念ながら 生きて会うこともお礼を言うこともできない。自分の中で息づく それ に感謝して、その事を忘れずに生きていくことで、自分が昇華していくしかないのかなぁ…。


…難しいです。
本編ではそこまで深く描かれないだけに、資料不足なんだもんよー…。