舞-HiME 第25話「運命の刻へ」

舞衣となつきが穏やかで…まるで悟ったように 行動しているのに驚きました。
気持ちの整理がついただけでそんなに潔くなれるものなのでしょうか…未だに祭りの仕組みや残された多くの謎にやきもきしてるこっちは、ちょっと もどかしい。


なつきVS静留がついに決着。
静留、いいな。羨ましいです。彼女の場合は、命をかけて想って貰えたんだから、これ以上の幸せはないように思います。自分の未来と引き換えに 彼女を鎮めたなつき、かっこよかったです。


バイクに跨る なつきもカッコ良かった。
今回は髪の毛の動きが細かくて良かったですね〜。なつきは第1話でも 命に引っ張られて抜け落ちた自分の髪を見て激昂(言い過ぎ?)してましたもんね。個人的に、おしりよりはこっちの方がチャームポイントだなぁと思います。欲を言えば メットを被る時に くるくるっと髪をまとめる仕草が欲しかったです。


一方の命は、痛々しい。
おにーさんとちっちゃい子 という組み合わせが好きなので、黎人と命はサイズ的に萌えなんですけど(←海辺の夜とかもの凄くトキメきました)、黒曜の君と命は全然萌えない…。探していた兄の面影なんて、今の黒曜の君にはないだろうに、どうしてあれだけ恋しがっている舞衣の所に戻れないんだろう。自分の「好き」よりも、相手が自分に対してどうしてくれるかを優先して黒曜の君のところにいる命は、そういう「女」に見えてしまって、それが悲しい。


そんな黒曜の君が語った、最後のHiMEの「運命」。
勝ち抜いたHiMEは媛星の力を導くゲートとなる…という事は、つまり「力を手に入れる」のはやっぱりHiME本体じゃないんですね。単なる「架」でしかない…だから、「封架」の地と呼ばれているのか。


今回、彼は 舞衣を「本当の意味で妻に」して新しい世界を作りたいと言う。うむぅ。黒曜の君のやりたい事がいまいち理解できません。そもそも 勝ち残ったHiMEを妻にする事は今まで通りだった訳なので…「祭り」との具体的な違いは、今の世界を維持するか否かだけ?舞衣を水晶に封じないままで媛星の力は使えるのかな?わからないことだらけだー。


ところで。
彼が胸を押さえた所で、思わず 巧海くんが中にいるのかと思ってしまいました(笑)チャイルドが倒したチャイルドの能力を吸収する(という設定だったっけ?)ように、犠牲になった者たちを吸収してたら面白いと思う。…それは冗談だとしても「器」となっている美袋黎人の意識の行方は気になる所です。


そして、凪曰く 封印の柱は「HiMEの想いびとが消える度、その命を吸って立ち上がる」のだそうな。えー…曖昧だなぁ。ひとの存在は「消える」、それって生命を経たれるのとは違うのですか。


あと、黒曜宮の仕掛け=封架の宮への扉が開く条件について 凪は「HiMEが最後のひとりになった時」と言ったけど、舞衣と命がいるのに開いているのだから その表現は正しくない事になりませんか。とにかく柱が11本立てばいいだけなんじゃないの。そうなると 想いびとを共有してるHiMEが複数組いた場合は計算が合わなくなってしまいますが…いいのかな、これ。


チャイルドとHiMEの関係について。
「想いの強さは力となる」…忘れ去られたと思っていた初期設定がここに来て大活躍(苦笑)。これって、満たされている両思いや、不安要素がある段階の恋よりは、迷いの無い片思いだったり、見返りを求めない愛の方が強いという事かしら。大切なひとへの、という前置きが無ければ、黒曜の君が言うように 強い執着であれば逆方向へ走った感情でも チャイルドは強くなっていたのかなぁ。


深優さま、お素敵でございました。
オートお色直しシステムは良いですね。もっと色んなバージョンが見てみたい。あと、太腿の砲撃を見た瞬間に、絶対この子ちちからもミサイ(黙れや)…ジャージから ちらりと除くスカートの裾が可愛かったです。脱いだら全然違う丈でしたけども。


今、彼女が感じ取っているのはアリッサの残留思念でしょうか。
まがい物と呼ばれ、任務を遂行できなかったからと処分されてしまった あの子こそが、最大の番狂わせを見せてくれる「鍵」の原動力となっている。碧ちゃんの判断は正しかったんですね。


最後に。
晶くん、部屋を漁られてしまったようですヨ…(苦笑)。個人的に彼女の荷物は 忍者隊(…)によって焼却処分されているんじゃなかろうかと心配していたのですが、そうでもないのかな。色んなもの置いていっちゃっただろうから、早く取りに戻っておいでよー。


本放送では今夜最終回ですね。今からでも東京に行きたい勢いです…(!)