鋼の錬金術師 7&8巻 / 荒川弘

鋼の錬金術師(7) (ガンガンコミックス)鋼の錬金術師 (8) (ガンガンコミックス)
鋼の錬金術師(7) (ガンガンコミックス)
鋼の錬金術師 (8) (ガンガンコミックス)
作者: 荒川弘
出版社/メーカー: エニックス
メディア: コミック
発売日
7巻: 2004/03/22
8巻: 2004/07/22
まず7巻のカバー下マンガで大笑い。
まさに「持っていかれたぁああああっ」な状況ですよね…それにしても おこちゃまのくせにおっさんくさいぱんつはいてんな、エド(笑)。


本編では、普段はべったりの兄弟が別行動。
第五研究所の時もそうだけど、アルはひとりになると(最初は調子が良いんだけど)頭の中で色々考えすぎになってしまうようで…危ないなぁ。エドはその逆で身内に危険が迫るともう頭が回らない。人体練成失敗の過去があるエドにとって、弟を奪られる(拉致される)事は逆鱗に触れるのと同義なんでしょうね。しっかし「 ボコる!!どつく!!吐かせる!!もぎ取る!! すなわちオレの総取り!! 」は、冒頭に「悪党は」がついていないと(表情も含めて)まさにその「悪党」の台詞以外の何ものでもないな、と思いました(笑)。
・・・・・以下存分にネタバレ・・・・・


グリードと その周りの人々は…悪党には変わりないけど、エドを死んだものと思い込んでアルを励ましてくれるのが良いなぁ。こういう所で愛着がわいてしまいます。お気に入りはドルチェットさん。アルは本当に動物と相性が良い子なんだなぁ(←ちょっと違う)。


それから、アルの覚醒。
マーテルがやられた時、少しズレていたら血印にまで届いてしまいそうでどきりとしました。でも、バリー・ザ・チョッパー達も(魂をひっぺがされて)あの姿になった訳だから、アルが血印を介して存在している事は知っているんだっけ…?向こう側でアルの腕を掴んだアルのかたちをしたものは何なんだろう…気になる気になる。


大総統の正体には素直にびっくりした。関係者ではあると思っていたけど、まさかそのものとは。ところで「お父様」はヒゲがまんまホーエンハイムさんですが…やたらと兄弟が多いマンガなのでホーエンハイム氏も兄弟だったり…しないかな。そもそも人間じゃなさそう。