交響詩篇エウレカセブン 「クラックポット」

久々に、見ていてほっとしたので感想。
家出しても あんな目にあっても、音楽に反応して素直に身体を動かして笑顔になってるレントン少年が可愛くて、しばらく そうやって「子ども」でいていいよ、なんて思ってしまう。(←ダメだこのひと/笑)


好きな子のために戦うこと。
そんな純粋な思いと ひとを殺す行為が結びついているなんて、あのレントンじゃ気づく訳がなくて、ゲッコー号のクルーも誰ひとり それをレントンに教えたりしてない。


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・* 以下ネタバレ *・
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エウレカホランドのように 訓練された彼らは その技術を磨く最終的な目的をしっかりと身体で知っているけど、いきなり「乗れちゃった」レントンは違う。一見すると自分から その道を選んで搭乗したレントンに、自分がいる場所や自分がしていることに対する客観的な認識を教える必要なんて無いと思うのも当然かもしれない。


今 思うと、叔父さんの一件もそうなのかもなぁ…チャンスは与えるけど、その真意は自分で見出せ、という試練。「男は黙って…」というホランドの美学(っていうのも どうかと思うけど)なのかもしれないけど、見ているこっちとしては「言葉が足りねえんだよ、親父!」という気持ちでいっぱいでした。メディアの中のホランドは、(波乗りとしてだけど)レントンにとって大きな存在だっただけに、イライラしてました。


好きな子にいいとこ見せたいとか彼女のためにがんばるとか、悪い感情じゃないとは思う。だからこそ、スポーツや格闘の勝負じゃなくて戦争という「戦い」を選んでしまった不幸に負けず、自分なりに納得して またエウレカの事支えてあげられるようになるといいな、と思います。


さすがに1年間放送するってわかってると のんびりした見方もできるなー(笑)。
チャールズ&レイは、見てていいなーと思うペア。その真意は置いておいて、きちんと大人ぶって接してあげられるひとが、今のレントンには必要なんだと思う。見てて面白いのはアブノーマルまっしぐらのアネモネ(DV)とドミニクだけど。こないだもボッコボコにやられてましたね〜。


まだまだ見続けます。エウレカセブン