交響詩篇エウレカセブン 「ヘルター・スケルター」

第3期スタート。
新OPは…うむぅ、青春パンクロックって言うのかな、これは。アーティストはビバッチェさん。第一期・第二期のOPの曲は どちらもボード(リフ)の空中でのなめらかな動きに通じたグルーヴ感があったし、日曜の朝らしい軽やかなサウンド(←サウンドっていうかインスト?/笑)だったと思っているので、今回のは ちょっとイメージと違う感じがしました。でも歌詞の最後が「アーイ・キャーン・フラァーイ!」(byレントン)と繋がっているのは宜しいのではないでしょうか。


本編は 前回の感動から一転。
彼らの立場上 避けられない運命だったとしても、一話くらい余韻に浸らせてくれと思ってしまいました。先日の一戦から敵の動きを読み、決戦に備えるホランド。ステルス効果のあるクリーム(?)を全身に塗りたくっている彼を見て、ぼんやりと「(男は)家に帰ったらぱんついっちょだろ!」という言葉を思い出しました。そんな言葉を聞いたのは、もう随分昔のことのような気がする。


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・* 以下ネタバレ *・
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出撃前のレイとチャールズの会話に泣いた(朝っぱらから…)。
レントンを送り出す時の「別れ」とは全然違う。会話がきちんと成り立ってるし、高ぶる感情は互いに軍律(?)で制して、前回みせたような分りやすい残酷さもない。あんなにラブラブだった2人が限りなく死に近い前にして悲愴感がないのが恐い(そのくせ結婚指輪を煽りでしっかりで映すしさ!)。


小さな卵型の何かを彼らが飲み込む様子を彼らと視聴者だけが知っているもんだから 最後のキスシーンが怖くて怖くてたまらなかったです。それも、てっきり2人一緒に…と思っていたので、どちらか一方だけに仕掛けるものだという事実に呆然としました。チャールズが彼女の事を「相棒」としか呼ばないのも辛かった。


レントン(とエウレカとお子様勢)は、完全に子ども(戦力外)扱いだったけど レイが怯んだのは他でもない その子ども達の存在だったというのが皮肉な所です。あと、先週の男前レントンがあるから、今日の震えるレントンが少しだけ情けなく見えた。


ゲッコー号の大人は子どもを守ろうとしたし、仕掛けに気づいたホランドは捨て身でタルホをレイから引き離して助けた。それに対してチャールズの死(正しくは「死」んだ彼に爆弾を仕掛ける事)によって助かったレイの救い様の無さといったら…!彼女は、あの後 使い手のいないマグカップが並んでる家に帰らないといけないんだ と考えて またじんわりするのでした。それくらい好きだったんだよなぁ、あの夫婦が。


追記。
ED、女の子スペサルな感じで好きです。ハルカリのタイアップって珍しい気がする。
恋を知り始めた少女、エウレカのためのギジェットのオサレ・レッスン☆(←番組が違います)とか観てみたい。レントンに負けず劣らず垂れ流しなアネモネさんがオシャレしてる様子が微笑ましいです…で、服が決まらないだの化粧が気に入らないだのでブチ切れてドミニクさん踏んだりけったりになるのかしらん(笑)。OPでもお手々つないだエウレカレントンを観てキレる寸前のような顔してるから余計にEDのアネモネが可愛く思えます。