秘密の花園 1993年版

秘密の花園 [DVD]

●原題 ： The Secret Garden
●公式サイト ： ？
●子役メモ
メアリー・・・ケイト・メイバリー Kate Maberly. 1982年03月14日生
コリン・・・ヘイドン・プラウス Heydon Prowse
ディコン・・・アンドリュー・ノット Andrew Knott

メアリーお嬢様の身の回りをお世話をするマーサというメイドさんに いたく感動し、メイドさんとはこうあるべきだと ガツガツと感想を書きなぐっていたら強制終了しました。

や、でも そのくらいマーサの朗かな笑顔と、お嬢様との関係の変化が良かったのです。自分の朝食を運んで来てくれたマーサに「ここの主人のメイドなら、私の召使いでしょ？」と悪びれもせずに言い放ち、腕を伸ばして棒立ち（←さっさと脱がせろ のポーズ/笑）になるシーンでも、マーサは笑顔で対応します。

彼女はメイドだけど、下に着ている服が可愛い小花柄だったり 日々着替えていたので規定の制服のないお屋敷なら こういうのもアリなんだなぁ…と勉強になりました。あ、メイドキャップは本当にサニーレタスだった（笑）。

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・* 以下ネタバレ *・
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ええと。
改めて感想を書く気力はないのでさらっと流しますが、衣装や家具、建築などを見ているだけでも充分に楽しめる映画だと思いました。特にメアリーお嬢様の衣装。両親を失ってやってきた時の ぶすけた表情からラストの屈託のない笑顔まで、変化していく心情に併せて衣装が変わっていきます。作中に出てくるドレスはどれも可愛らしくて…展示会とかあったら行ってみたいなぁ。

何よりも子役さんが皆可愛い。
メアリー役のケイトは ちょっと気の強そうな顔をしていて、不憫な立場にあるのだけれど同情させる隙を与えない強さがありました。マーサの弟のディコンは白馬に乗っているけど 決して王子様なキャラではなく、それでも なかなかに紳士です。ディコン役のアンドリューの自然の中に溶け込める素朴さはお気に入り。

そして、城主の息子の弱虫コリンお坊ちゃまのヘタレっぷりが凄いの何のってもう…従妹（従姉？）にあたるメアリーと仲睦まじい姿を見せてくれたかと思えば、突然癇癪を起こして泣き喚いたり、じたばた手足をばたつかせたり。気丈に振舞うメアリーとは正反対の甘えんぼヘタレ。でも美少年なんだよなぁ…（←そこか）。病床の美少年ではないけど、薄暗い部屋でのアップのシーンや、外出着に着替えた時の「主人な振る舞い」をしている様子に惚れ惚れします。

ちなみにメアリーとコリンの入浴シーン（別々ですヨ）は、大きなオトモダチへのサービスかと思いました。あとメアリーのお着替えも、何度か見直すと 申し訳ない気分になってくる（…）。でも、ドロワーズだったか靴下だったかのリボンを結ぶシーンがアップになった時ドキっとしたのは本当。

マギー・スミスは いつでもどこでもマギー・スミスですなぁ。
作中ではメイド長…じゃなくて「家政婦」と呼ばれていましたが、ガヴァネス現役時代の奥さま（「エマ」）はきっとこうだったんじゃないかなぁとめろめろしてました。最後にはマーサに慰められちゃうツンツン家政婦。

ちなみに吹き替えキャストのメアリーお嬢様が吉田古奈美（現・吉田小南美）さんでした。私が唯一生で見た事のある声優さんだったりする。ショッカーO野さんも見たよ。ちょっとだけ言葉も交わしたよ（笑）。