コダマの谷 王立大学騒乱劇、群青学舎 / 入江亜季

コダマの谷 王立大学騒乱劇 (ビームコミックス)

コダマの谷 王立大学騒乱劇 (ビームコミックス)

ちょっと前の話ですが、絵柄とデザインに一目惚れして購入。店頭で「群青学舎」と迷った末に、まずは巻数の少ないこっちを購入しました。お茶を入れる間に検索ででてきたサイト名「あり胡同」さんで、ああ!あの!と驚いた(作家さんの名前よりもサイト名の方が印象に残っていた)。で、読み終えてすぐに深夜営業のツタヤへ走り「群青学舎」も最新刊まで購入してきました。


群青学舎 一巻 (ビームコミックス)

群青学舎 一巻 (ビームコミックス)

群青学舎 二巻 (BEAM COMIX)

群青学舎 二巻 (BEAM COMIX)

群青学舎 三巻 (BEAM COMIX)

群青学舎 三巻 (BEAM COMIX)

ジャケ買いで大当たりを引いたと思えたのはこれが初めてです(そもそもあまりジャケ買いをしないけど)。紙に印刷された線なのに温かみがあって、全然知らない物語なのに どこか懐かしい。上手く言い表せないけど、とても漫画らしい漫画でした。

群青学舎」は続きものもありますが、基本的には個々の物語が独立しています。よって3巻までの登場人物は結構な人数になるのですが、それぞれ個性があるのが素晴らしい。特に女性キャラクターが魅力的で、特に「白い火」の蓮子や「とりこの姫」マリオンはドツボでした。

お話としては3巻に収録されている「雪降り積もる」がお気に入りです。学生時代の女友達4人が古いアパートの1室で年越しをする様子を描いたもので、切なくて励まされる作品。ぜひ20代女子に読んで欲しい。