舞-HiME 第24話「コイ・ハ・タタカイ」

まずは 前回ラストより引き続いての、舞衣VSシスター。
ヴラスの幻術妄想に思わず涙が…舞衣ちゃんは 寝坊して「起こしてよ」なんて甘えられる環境なんて 随分昔に失っていただろうから見てて辛い。


命は、両親や巧海と同じように 一緒の家の中で暮らす「家族」になってましたね。それだけ近くて、大事だったんだろうなぁ。寮で一緒に生活した間に培われたものは、今でも舞衣ちゃんの中にしっかり残ってるのに…また辛い。


巧海くんとの会話は、最後の一言を除いて 舞衣の自問自答と考えるのが正しいのかな?一番に想うことができなくて(←と私は受け取った)ごめん、という謝罪に対する返答が「僕だって晶くんを選んだんだから」なのは ちょっとズルいなぁ。少なくとも私は、そういうハムラビ法典的な考え方は好きじゃないです。


…ええと。
巧海くんが突然 教室の中に現れた時、ちょっと恐かったです。気配無しかい。忍者かお前。(それはそれでトキメくなぁ/笑)


シスターの最期は壮絶でした。
でも、それよりも身重(と思われる)シスターを吹っ飛ばした石上センセエの最低っぷりに、最後まで腹が立って仕方なかったです。知らないとは言え、火の灯った蝋燭のある台に向かって あんな強く突き飛ばすか普通。いくら美術部の顧問(晶ファン的には ここ重要)でも、さすがにもう好意的解釈はできません。自分が成功できないと知ったら、成功している相手の邪魔をしようとする。最後まで見苦しいです。


一方の(なつきを捕らえた)奈緒VS静留
清姫、エグいです。こないだも 頭部でダイアナを持ち上げてた様子が遠くから描かれてたけど、あれもまさか美味しく頂いていた途中だったんでしょうか。う わ あ 。


今回、なつきに能力が戻った事を「良かった」と言っていたのが印象的でした。
なつきの あの告白は、自分が(も?)媒介であることを宣言されたようなものなのに、彼女が母親のこと、引いては過去への憎しみを乗り越えて、自分自身の周囲を見つめる事ができたのを喜べるのは凄いと思いました。


最後は詩帆VS舞衣。
想いびとの共有(事実は違いましたが)は、晶くんと舞衣も同じでしたね。
舞衣は、晶がHiMEだと分っても「巧海を好きになるな(取らないで)」とは言わなかったけど、詩帆は違う。好きになった順番、想っていた期間、そのひととの関係。どうにかして自分こそが相応しいと思い込もうとする 幼さが舞衣に無かったからかも知れないし、その時にはもう舞衣が同じ穴のムジナだと 気付いていたからかもしれない。


ラストでなつき、命が乱入して、結果的に 晶くん(ゲンナイ)がやられたのと同じように多勢に無勢で詩帆(ヤタガラス)が消滅して楯が消えてしまいました。1度ならず2度までも大事な存在の最期を看取ってしまい、茫然自失となる舞衣。嫌なデジャヴュです。


ところで、詩帆の「今日が初めて会った日」の回想が思いっきり夏なんですが…DVDからの使いまわしですっけ?「今日」の回想じゃないのはちょっと勿体ないです。


そんな訳で今週も いっぱいいっぱいになって見てました。
舞衣ちゃんが噴水前で呟いた「一番大事なものを守るためなら 何をしても許されるのか」というのは、ここ最近 よく聞きますね。この作品全体にいえる事ですが、その最も足るものは黎人を始めとする この祭りを執り行っている方々でしょうか。そのうちの一部である一番地の本部は、「ええ、うちもそう思います」な静留によって壊滅状態にされているので、黎人も何らかの形で痛い目を見ることになりそうね。ふふ。(…)


最後に。
晶くん、ちょー えがおでしたね。
可愛いカワイイかわいい。動いて欲しかったけど、幸せそうだからいいや。早く帰っておいでよー。


あと、巧海&命萌えです。
カップリングじゃなくてコンビで。天然と野生のため 良い意味であんまり深く考えずに子どもらしい行動(発言)しそうなのがイイ!2人して晶くん振り回してそうだ。


次回予告のジャージ深優さまが気になります。そんな俗っぽいお姿も素敵。