SCREAM / GLAY×EXILE

SCREAM

SCREAM

30万枚限定のを購入。
いそいそと帰宅し、やはりここは「PV」が一番大事だろうとPVから観賞。途中のMATRIXにビビりながらも、息を飲んで見入ってしまった。PVのストーリーや歌詞よりも、曲そのものが良い。とてもドラマチックで、サビに入る度にそのメロディの切なさにぐっと来る。

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・* 以下ネタバレ *・
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まず、冒頭。
ライブハウスの外に続々と集まってくるEXILEメンバーとそのオーディエンス(B系)が、HIROさんの無言の首ひとふりで ぞろぞろと動き出す所はHIROさんのボスっぷりが存分に発揮されていて、鳥肌が立ちました。うおおHIROさんかっちょええ。


GLAYのライブに「闖入者」のごとく入り込んでくるEXILEメンバーと、それを遠巻きにするライブハウスのオーディエンス(パンク系)。多少威嚇するようなHISASHIさんと、我関せずで演奏してるJIROさん(←可愛いなぁ このひと)。個人的にはTAKUROさんの不審気な表情→TERUさんの歌う姿→ガンくれるMAKIDAIさん(笑)→視線を受けても平然と歌い上げるTERUさんの流れが良かったです。や、別にMAKIDAIさんもTERUさんにガンつけてる訳ではないのでしょうが、カットがそう見えてしまう…。


緊張感漂う両者の視線と声での攻防(?)のまま、サビへ。
この辺りではステージ上でパフォーマンスするGLAYと、フロアから 彼らを見上げて歌うATSUSHIさんとSHUNさんを交互に映しているのですが、この角度(位置関係)は何かの隠喩のようにも思える。ただ、さすがに このシーンのパフォーマー陣はちょっと浮いて見えます;


その後の別のスタジオ(照明がたくさんついたアイボリーの空間)でのカットも、見慣れないうちは ダンスとバンドのパフォーマンスは馴染まないように思うのですが…何故か最後には違和感がなくなっている という不思議な状況になります。これは自分でも驚いた。単なる慣れ、なのでしょうか。


間奏部分でそれぞれのオーディエンスが衝突し、フロアにいいたEXILEメンバーも もみくちゃにされてしまう(ここのMATSUさん名演技だ!笑)のですが、荒々しくかき混ぜられた両者の魅力がぶつかり合ったまま「共演」になっていく。この辺りは下手に中和するより、ごちゃ混ぜの方が魅力的だと思いました。観客も、一緒になって盛り上がっているのは 見てて気持ち良い。


あの、マトリックスで吹っ飛んでいく黒装束のひとたちは 彼らをモニターで見張っているおじさんと何か関係があるのでしょうか。ロックとHIP HOP(POPS?)は相容れないとか、そういう概念(音楽・ジャンルの壁)の象徴なのかなぁ。


普段EXILEを聞くときはATSUSHIさんは声量と深みのある整った声、SHUNさんは荒削りだけど素朴で情緒深い声、という具合に聞き分けているのですが(なんつー大雑把…)その2人と並ぶとTERUさんは硬質で色っぽい声をしているように思いました。2人のハーモニーにTERUさんの声が入ると、随分と締まった印象になる。


歌詞についてはエルリック兄弟で妄想(すみません…)なので脚注。*1


そしてこれだけカッコいいひとが揃っていても、私の目はUSAさんにくぎ付けです。2番の「 見上げた闇に想いを捧げるなら 」の部分の振りがとても好き。ライブハウスに入ってきたときの、ちょっと半笑いな表情も好き。やっぱりUSAさんが良いっす。


●公式サイト : 期間限定 GLAY×EXILE Official Website
GLAY×EXILEとしてのメディア露出もあるんですね。今週末のMステが楽しみ。

*1:ええと。今 頭の中鋼祭りなので 何を聞いても鋼(というかアル)に変換されてしまう訳ですが、「頭の中で薄れてゆく/あの日の記憶 取り戻せたら/僕らの未来変わるのかな?/今 守るべきもの…」これが、どうしてもアルフォンスの言葉に思えます…原作の方で言うなら「真理」の時の記憶、アニメならあの4年間の記憶。