映画『鋼の錬金術師』人気の秘密大追跡SP
「劇場版 鋼の錬金術師〜シャンバラを征く者〜」の特番です。
映画の宣伝だけではなく、テレビシリーズの概要とメディア展開、そして食いついたファン層が分かる番組になっておりました(…)。
スタジオに用意された 世界に2体しかない等身大アルフォンス君のふんどしがシワシワなのが非常に気になりました。そんなナリでも中身はお年頃の男の子なんだから、テレビに出る時くらいちゃんと柔軟材入れて洗ってあげてください。アイロンもきちんとかけてください。それから勝俣さんは 無神経に腕をゴンゴン叩かないで下さい(笑)。
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・* 以下ネタバレ *・
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テレビシリーズの見所のひとつとして「消して揺らぐ事の無い エドとアルの兄弟愛」を提示。映画を見る前なら「こっ恥ずかしい事言うなぁ」とか笑いながら流せたんだろうけど・・・映画観た今となっては、笑えません。もう、頷くしかない状況(…)。
弟思いの兄、兄思いの弟。
ここで紹介されたのは 兄弟喧嘩の回、もとい対バリー・ザ・チョッパー&ホムンクルスに利用された軍の下っぱとの戦いで打ち明けたエドの思い。「人間らしい感覚のない身体にした事で自分を恨んでいるか」という問いにちからいっぱい「恨んでなんかいるもんか」と答えるアル。それから、傷の男に殺されかけた一件のあと「弟には手を出すな」と死を覚悟したエドに向かって「ひとりで死ぬなんて、絶対に許さない」と訴えるアル。
確かに どちらも兄弟の絆の強さをアピールする場面ではあるけど、個人的には この兄弟の互いへの執着は、エドの「返せよ」と言いながら血印を結んでいくシーンに凝縮されていると思うので、あのシーンを使って欲しかったなぁ。該当部分は人体練成の説明では使われていたけど 台詞が省略されていた上にナレーションが被っていたのが残念でした。
以下、順不同の萌えメモ。
- キャストの皆さんで雑談してるシーン。釘宮理恵さんが椅子に足を伸ばして座っているのが可愛い。
- 雑談シーンでは、会話をするのに身体ごと乗り出して参加する朴さんと、端っこの方でちょっと引っ込み気味な釘宮さんが対照的だったのが印象的。
- こんな所でアルのキャラソンが聞けるとは思っていなかったので、得した気分。
- 劇場版OP(DVDジャケットのオンパレード)も一部公開。タイトルバックと合わせて、保存できて嬉しいカットです。
- そして まさかまさかの[ LOST HEAVEN ]も聞けました。
- まだ元気な頃のラストとグラトニーが出てきて、じんわり。
- 劇場版からのカット。鎧に魂を移植させたアルとエドの再会→ドタバタ逃走シーンも ぶつ切りでしたが流してくれました。かなりネタバレだと思うけど…いいのかな。
- 劇場版サントラもちょこちょこ使用されてる。ギターがかっこよかった あの曲を、テレビシリーズ最終話の兄弟のシンクロ(空に向かって手を伸ばす)シーンに重ねたスタッフさんに拍手。
- 劇場版からのカット。「僕たちは、夢の中の存在じゃない」というハイデリヒ。これも保存できて嬉しいショットのひとつです。
- 劇場版からのカット。錬金術世界に帰ってきたエドに、ちょっと離れた位置からへにゃっと笑って「おかえり、兄さん」というアル。・・・か・・・っ・・・可愛い。
- 劇場版からのカット。砂漠のど真ん中で水を浴びる無邪気なアル。・・・ちくしょう・・・可愛い(←ダメだ このひと)。
続けて、お勉強のための荒俣先生ワードメモ。
- 「ファンタジーとしての世界の設定」
- 錬金術が「サイエンス」の分野として発展していったのは16世紀・パラケルスス以降。
- ニュートンの錬金術の覚え書きが発見された記事について。
- 人体・生命・精神への応用。
- 測れないものを片方に持ってきた際の等価交換。
- 錬金術師の工房のボード。教会にも似たつくりで、魂と物質の探求をするために 祈りを捧げて実験をする場所であった。
- お気に入りのキャラは、劇場版に出てくるエッカルト(エッカート)。
- 兄弟という関係の特別性。
- 「一番 人間関係が上手くいきそうで、ダメになっても修復しやすそう」
- 兄弟は色んな事を教えられる「社会」(by7人兄弟勝俣さん)
- 「宇宙旅行協会」を最初に作ったのは、ドイツ。
- 「シャンバラ」はそれまでの理想郷とは多少違う、20世紀的な新しい理想郷。アジアの中心にあると言われている。
などなど。プロデューサーさんや監督・脚本の話は作品を理解する上で興味深いとは思うけど、製作に関わっていない荒俣先生のお話は 鋼の世界だけに留まらない部分もあって、面白かったです。
あと、スタジオのテーブルに並べられていた鋼グッズの数々。
アームストロング少佐のぬいぐるみがめちゃくちゃ可愛いかったです。ちゃんと胸筋と腹筋が再現してあるのが凄い!もちろんアル(ディフォルメ)も可愛いかった。UFOキャッチャーとかかなぁ…ゲーセンに行ったら探してみようと思います。