NARUTO 30巻 / 岸本斉史
- 作者: 岸本斉史
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/12/26
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 17回
- この商品を含むブログ (75件) を見る
実家で29・30・31と3巻連続で読んできました。
岸本先生の良いところは、どんな犠牲があっても どんな傷が残っても、最後には ちょこっとだけ心温まる言葉(描写)を入れてくれる所だと思います。心身ともに傷だらけになっても それがあるだけで 話の印象が随分変わる。
涙が出るのは、やっぱりナルトと我愛羅の抱えた「孤独」の描写。
ナルトはキャラクタの多い漫画で、時々把握できなくなるので「もう新キャラはいらん」とか思ったりする事もあるのですが(…)、その考えを改めなければと思わせる描写でした。
ナルトとサスケも、最終的には孤独からの救済になるのかな。
悪や非道というものが 必ずしも孤独から生まれるものだけではないのは重々承知ですが、白にしてもネジにしても、孤独というテーマは共通していたので気になってます。変わらないものを嘆いて無いものねだりをするんじゃなくて、生きる為に自分に新しい拠り所や価値観を得られるまでの話になるのかな、と。
そう言えば、ネジ兄さんは何か逆の方向に成長したよなぁ。もっと男前になるんだとばかり思ってたのに…むしろ綺麗な おにーさんに進化してる(笑)。