里見八犬伝

犬村大角(勝地涼くん)目当てで見ていたら 見事に親兵衛(山下翔央くん)にめろってました( わかりやすい…)。反抗期まっさかりな中学生よろしく飛びかかってきたのに、ゝ大(渡部篤郎)様のふかぁい愛と包容力に懐柔されてしまいました。後半で客人を無視してゝ大様に駆け寄っていく姿は「話しきいてー!」と尻尾を千切れんばかりに振っている わんこのようでした。かーわいい。


いえあの、そんな萌え感想は置いておいて。
衣装の青の使い方がとても綺麗だったのですが、明度・彩度と「若さ」が対応しているのかな、アレ。横に並んだ時にグラデーションになれば綺麗だなぁと思ったのですが、そういう配慮はなかったようです。


しかし どうもこのドラマは衣装が唯一の見所だったような気がする…。仮面ライダー響鬼の映画を観ていても思ったけど、衣装に妙なアレンジがあると 一気にファンタジー感が増すので、作品によっては逆効果だと思う。


殺陣は、かっこいいかどうかは別にして、あのキョンシーテイストなワイヤーアクション(独特の重力の捉え方)は好きです。DVDが出たら借りてきて、それぞれの剣舞と呼べそうな華麗な戦いぶりを見直したいところです。


さすがに八房を出すと戌年の始まりなのに やるせない展開になってしまうからカットだったのかなぁ。しかし八房と聞くと、私の中では高尾滋の「てるてる少年」の大輔の飼い犬が出てきます。ちなみに一緒に観ていた弟は犬塚信乃(滝沢秀明)の名前を聞いて「これってナルト*1のパクり?」と不思議そうに観ていました。八犬伝は色んな作品で引用されているのに、その本編の知名度は低いんだなぁ。

*1:犬塚キバと油女シノ