仮面ライダー響鬼 最終回

良かった悪かったは別にして、最後の一言はゼロに戻されたような感じがしました。あの人達は「師匠と弟子」という立場でしか関われない2人なんでしょうか…ヒビキさんって、超人的ヒーローじゃなくて、身近にいる大人として憧れる事、学ぶ事も許されないような相手じゃないと思うのですが。…そういう意味では、最後まで人間関係で魅せられた作品なのかなぁ。


ヒビキさんが明日夢に授けたコンパスの話。
随分昔の話のように思うし、今は見る影もないけど(苦笑)結構 好きなエピソードでした。自由度の高いアイテムであるコンパスは、かつてのヒビキさんのイメージと一致していました。


道に迷った時に、周辺の詳細の書き込まれた地図があったら 少なからず助かるけど、別の場所や違うシーン、年月を経て迷ったときに その地図が同じように役に立つとは限らないと思ったので。人生にしてもお仕事にしても、色んなノウハウがあるだろうけど、応用のきくものを授けられるひとっていいなぁと思うんです。…や、夢見がちって恐いねぇ(苦笑)。


この終わり方は「ひと助け」という大きな括りでは 同じ方向を目指すもの同士になれたのかな。ヒーローと少年、関係者と部外者、大人と子ども、父と子、師匠と弟子などなど、色んな関係性を演じてくれた2人だったので、離れたまんまで終わらなくて良かった。


何はともあれ、1年間 色々と考えさせられた作品でした。
日曜の朝でも早めに起きるという良い生活をさせてくれた事、渋江譲二さんと松田賢二さん、そして何より秋山奈々ちゃんの良さに気付けたという意味では記念作だったりします。


一年間お仕事した方も、半年お仕事した方も、本当にお疲れ様です。