ブレイブ・ストーリー

「ブレイブ・ストーリー」~オリジナル・サウンドトラック~
本日公開の「ブレイブストーリー」を観に行ってまいりました。
観に行ったのは地元の小さな映画館だったのですが、意外にも人気があったようで お目当ての回が既に満席…急遽、ひとつ後の回を鑑賞する事に。ちなみに原作は既読、情報収集も それなりにしてからの鑑賞でした。

感想はー…ああ、こういう「ハッピーエンド」も選べるんだ、という感じ。幻界(ヴィジョン)の設定が大幅に変えられていた為、「原作ではこうだったのに」という考えを持ったままだと楽しめない状態だったと思います。

削られた物の中には比較的重い問題(両親のなれそめ、旅人の生死に関わる幻界の とある制度、宗教問題、憎悪の否定などなど)も含まれているので、ワタル自身が 原作より 物分りの良い、あっけらかんとした印象になっていたように思う。

特筆すべきは芦川美鶴くんの美少年っぷり。
気合の入りまくったミツル様の画にドギモ抜かれます。もう、宮部みゆきの「ブレイブ・ストーリー」を映像化したというより、「芦川美鶴」が如何に 儚く美しい少年であるかを映像で表現した、と言ってもいいくらい気合い入ってる(ように見えた/笑)。

上映途中から「何か違う*1」と脳内で映画版は映画版、原作とは別物!と切り替えを略りつつ、ミツル様が出てくる度に そのあまりの美しさに圧倒され、仲間たちとの旅の描写が中盤以降 もの凄くスピーディで からりとしたものだった割りに、ラストはきっちりツボを抑えて ドラマティックに描き上げられているのでギャップに戸惑い…そしてやっぱり芦川くんが出てくるt(無限ループ)。

上映終了後は、言葉が出てこなかったです。それは、ラストシーンが凄く良かったから。クライマックス後の切なさと、その反動の喜びとが交じり合って ちょっとだけ泣きそうになりました。

ひとまず今回は総合的な感想のみで…あと2回くらいは観たいところです。

*1:さらに色んな意味でヤバい