ラスベガスをぶっつぶせ

21: Bringing Down the House - Movie Tie-In: The Inside Story of Six M.I.T. Students Who Took Vegas for Millions
原題:21

久し振りに映画館に行ってきました。
悪知恵(違法ではない)を仕込まれたMITの学生たちが、運ではなく計算と記憶でとチームワークで週末のラスベガスのカジノでボロ儲けする話。
邦題は某映画へのオマージュで妙に勢いのある感じになっていますが、どちらかと言うと地味な作品でした。派手な演出はあまりなかっただけに、あの終盤のスリリングな展開はすごいと思う。

印象的だったのは、MITのさえない学生を悪の道に誘い込む悪い大人……ケビン・スペイシー演じるMIT教授のミッキーです。そもそもこの映画のトレイラーを見た時の感想が「この小日向文世さん似*1の素敵なおっさんは誰」だった訳で……おっさんもえに拍車がかかっている今日この頃です。おっさん悪いやつだな!すてきに最低だな!と思っていたので、ラストのオチはとても満足。

ただ、主人公の参加理由(学費を稼ぐため)がまっとうすぎて物足りない気がしました。他の学生の背景や教授の過去が描かれなかったのは、元ネタ(実話)の方に何か問題があったのかなと勘ぐってしまいます。

余談ですが、劇中の彼らがラスベガスで滞在したのがハードロックホテルでした。
動画で観たのは初めてだったので鼻息荒くしてスクリーンに見入ってました(コンセプトカフェだいすき)。ハードロックカジノのオリジナルのカード(トランプ)ほしいなあ。

ブラックジャック攻略のキーになっているカウンティングと、チームの暗号(サイン)の説明があっさりしすぎている感があるので、しっかりと内容を観たい方は事前の予習が必要かも。カウンティングについてはいくつかのサイトでやっているフラッシュゲームなどで実際に体験すると、よりいっそう楽しめると思います。


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*1:雰囲気が、ね