劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者

一度通して観た後、チャプター31の最後をアホのようにリピートしている私です。しつこいようですが( この辺 )「僕のせいなのかな…何で、こんな事になってる、僕だぁ…っ!」が良いのです。あとは最後の「兄さん」絶叫4連発(その前もふくめると6連発)。あああアル可愛いよアル。


DVDになって 改めてズルいなぁと思いました。
アニメ本編から映画まで通して、あの兄弟が最終的に 弟の身体を取り戻すということ、兄と共に生きるということの両方を適えてしまっているのがズルい。彼らが犯した罪も 代価として奪われたものも、錬金術が活用されていた あの世界で生きていたからこそであって、錬金術世界の法則がない場所では「罪」は罪にならない。


もちろん精神的なものはずっとついてまわるだろうけど、一切のしがらみから抜け出し、錬金術世界では得られなかったであろうもの(一番の望み)を得た2人にとって、それこそ 向こうの世界は「シャンバラ」と言えるのではないでしょうか。


パラレルワールドとはいえ 錬金術世界と別の世界を共存させた時点で「鋼の錬金術師」としては おかしいという話。よく怒らなかったなぁ、原作者。