ささらさや / 加納朋子

ささらさや (幻冬舎文庫)

ささらさや (幻冬舎文庫)

やっと読めた。
お話(フィクション)だなあと思いつつ徐々にサヤと同調して、最後はとても切なくなった。クライマックスでは号泣です。お隣さんとか、ご近所さんといった 近くの「他人」が温かく、本来 家族であるはずの義母や義姉といった「身内」がえげつない。


ミステリとしても読める と紹介されていましたが、そういう要素は少なめでした。でも、少しだけ宮部作品と同じ雰囲気があった。人情とか親子の関係とか、温かい部分が似ているかも。


ちなみに、現在放映中の「てるてるあした」は福田麻由子嬢の為に視聴中…ですが、この作品のラストを台無しにしているドラマだなあと思いました。